がたーん! 大きな音と共に、僕は左手に強烈な痛みを感じた。 見ると、僕の左手は台車に挟まれていた。 僕はホームセンターでアルバイトをしており、そのホームセンターでは、台車を折りたたんで別の台車に積むのが当たり前だった。 その「台車を積んだ台車」を引いていたところ、積んでいた台車が僕の手の上に倒れてきたというわけだ。 慌てて台車を起こして左手を引き抜いたが、じんじんというしびれるような痛みが薬指と小指を支配している。 かなりの痛みだったのに、小心者の僕はそれをすぐに上司に報告しなかった。 「手袋をすればバレ ...