
フルキャストでも雇用保険に加入できるって知ってましたか?
僕は起業する前にフルキャストに登録して働いてたんですが、雇用保険の存在を知りませんでした。
実は、労働条件によって加入できるかどうかが変わるみたいなんですね。
雇用保険に加入すると失業保険がもらえます。
フルキャストを「つなぎ」と捉え、次の求職活動を控えている方は要チェックですよ。
というわけで、この記事ではフルキャストで雇用保険に加入するための条件を解説していきます。
フルキャストで雇用保険?
「単発バイト」の印象が強い株式会社フルキャストホールディングス。
大手派遣会社というだけあって、保険関係についてもしっかりしています。
ただし、一度過去に労災保険でやらかした事例あり。
過去にヘマしただけあって、今は兜の緒を締めて頑張っていることでしょう。
まずは、フルキャストにおける雇用保険の加入条件を見ていきます!
雇用保険の概要
雇用保険とは、一定の条件を満たした労働者に対して加入が義務づけられている保険です。
条件を満たしたら絶対に加入しなければならない、国が決めた保険制度。
フルキャストでも同様です。
「入ったらどんなメリットがあるの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
最大のメリットは「失業保険がもらえる」ということ。
つまり、仕事を辞めてから新たに仕事が見つかるまでの期間、国が求職者を「失業保険」という形で経済援助してくれるという制度です。
その他だと、育児休業給付金等がもらえるのが大きな特徴でしょうか。
雇用保険の計算式
雇用保険料はかなり安く、雀の涙ほどです。以下が雇用保険料額の計算式です。
- 一般業種・・・給与の総支給×(3/1000)
- 建築事業・・・給与の総支給×(4/1000)
- 農林水産事業・・・上に同じ
- 清酒製造事業・・・上に同じ
※すべて労働者側の負担率です。
このように雇用保険料は、業種によって微妙に計算式が変わります。
一般業種であれば給与の総支給(残業代や交通費などを含む)×0.0003。
建設・農林水産・清酒製造系の業種は給与の総支給×0.0004。
つまり、月の給与が10万円だったら、
100,000円×0.0003=300円
となり、ひと月の雇用保険料は300円ということになります。
一日分に換算すると、50円にもなりません。
ね、本当に雀の涙ほどの額でしょ。
この金額で、失業保険がもらえれば、ウハウハですね。
フルキャストで雇用保険に加入する条件
それでは、雇用保険に加入する条件を見ていきましょう。
まとめると、フルキャストを利用していて雇用保険に加入する条件は以下の2パターンになります。
- レギュラー派遣
- 週の所定労働時間が20時間(フルタイム3日以上。スポット紹介でも該当?)
レギュラー派遣は加入必須です。
「スポット紹介で所定労働時間が20時間以上」の勤務実績がある場合も加入します。
- フルキャストに記載されている加入条件とは?
-
・31日以上の雇用見込みのある労働契約、もしくは日~土を含む週で所定労働時間20時間以上の勤務実績がある場合加入です。
・派遣の場合は一ヶ月以上の契約のみ結んでいる為、派遣で就業された方は加入必須でございます。「キャストポータル よくある質問~雇用保険について~」より
(このリンクはフルキャスト専用サイトのページのため、スタッフ登録していなければ閲覧できません)
フルキャストで雇用保険に加入しない人はどうなる?
当然ながら、フルキャストで雇用保険に加入しない人も出てきます。
スポット紹介、つまり単発バイトがメインの方は基本的には加入する機会はありません。
ただし、週の所定労働時間(これくらい働くよ、とあらかじめ決められた労働時間)によっては、該当するのかも。
同じ就業先に週3~4回は通っている方は、気になったらフルキャストのスタッフの方に聞いてみてください。
本業や、フルキャスト以外の仕事で雇用保険の加入条件に当てはまる仕事があるならば、そちらの会社で雇用保険に加入します。
そうでなければ、雇用保険は未加入ということになります。
失業保険ももらえません。
学生(高校生・大学生)は加入できる?
昼間に学校に通っている高校生・大学生は雇用保険に加入できません。
しかし、「卒業見込み証明書を持っている」「休学中」などの条件を満たすならば、学生でも雇用保険に加入できます。
フルキャストのレギュラー派遣では雇用保険加入が基本
というわけで、フルキャストで雇用保険に加入する条件について見てきました。
雇用保険の加入条件と計算方法は以下の通りです。
雇用保険 | |
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加入条件 |
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雇用保険料の計算方法 |
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レギュラー派遣の場合は加入必須です。
スポット紹介でも、条件を満たせばおそらく加入します。
雇用保険に加入しておくと、次の求職活動時に失業保険が利用できます。
フルキャストを利用する人は、「つなぎ」としてフルキャストを考えている人がほとんどだと思います。
「一生、永遠にフルキャストで働きます」とフルキャストに愛を誓う方でない限り、必ず次の仕事探しのシーズンがやってきます。
条件を満たせば雇用保険に入れるので、失業保険をもらいたい方は自分の労働形態や労働時間を確認してみてくださいね。
以上、フルキャストの雇用保険についてでした。
雇用保険とはどんな保険なのか、さらっとおさらい(シャレではありません)。
フルキャストの社会保険
フルキャストの労災保険
あなたが良いお仕事に巡り合えますように!